■ニュースレターを創刊する前に準備するべきこと

ニュースレターを創刊する前に準備するべきこと

ニュースレターを創刊する前に、準備(注意)するべき事項をまとめましたので、ご一読いただき、是非スタッフさんと一緒にお店全体で準備をするようにしてください。

1 顧客リストの整理

1-1 ルールを設定する

ニュースレターを送る人・送らない人を事前に整理しておきましょう。
開店間もないお店の場合は全リスト(全てのお客様)に送ってもいいと思いますが、経営年数が長く顧客リストが多い場合は、年間ご購入合計金額の上位30%のお客様への送付をおすすめします。
その理由は、上位30%の優良客がお店全体の70%以上の売上げをもたらしている可能性が高いからです。
また、顧客リストをA客(上位30%)・B客(次の30%)・C客(残り40%)に分けて、A客には「毎月」、B客には「2ヶ月に1回」、C客には「3ヶ月に1回」送るなどのルールをつくる方法もありです。
いずれにしても、何らかのルールを設定しなければ、お店の経営年数に比例して顧客リストがどんどん増えていくため、年々経費が増えていってしまいます。
だから、ニュースレターを創刊する前に必ずあなたのお店独自のルールを設定するようにしてください。

1-2 発送方法を決める

ニュースレターを発送する場合、郵便局やクロネコヤマトなどの宅配業者を利用する方法があります。
それぞれの会社でいろいろなサービスがあるので、しっかりと比較検討して決めるようにしてください。
なお、郵便局で長3封筒に入れて送る場合、ニュースレターを3つ折にすると紙面にシワがつくので、読みにくくなる原因につながります。
読みにくさは精読率の低下につながるので、ニュースレターはなるべく折らずに送ることをおすすめします。
ちなみに、今現在クロネコヤマトなどの宅配便会社と契約がない場合は、最寄りの店舗へ問い合わせてみてください。
すぐに営業マンがやってきて、懇切丁寧に説明してくれるはずです。
また、当社と長年業務提携している発送代行会社のサービスを利用すると、少部数でも低価格で発送することができます。
興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先はこちら

2 継続発行するための仕組みづくり

2-1 役割分担を決める

1人1人の作業を最小化するために、事前に役割分担を決めるようにしてください。
(コンテンツごとに担当を決めたり、文章担当・写真担当に分けるなど)
社長命令として指示すれば、スタッフさんはそれをしっかり守ってくれますし、スタッフに指示した手前、社長だけ怠けるわけにはいきません。
その結果、継続的な発行が可能となります。

2-2 次号予告を載せる

ニュースレターの最後部には必ず「次回○月号は○月にお届けいたします」というふうに、次号予告を記載するようにしてください。
お客様に宣言した以上、発行しないわけにはいかないので、継続発行しやすくなります。
良い意味で自分を追い込みましょう。

2-3 連載コーナーをつくる

「開業物語」や「商品開発奮闘記」など、連載コーナーをつくることで書く楽しみが増え、継続発行しやすくなります。
ちなみに、連載コーナーはお客様の受けも良く、お店を応援したい気持ちが高まる効果もあるのでおすすめです。

3 コンテンツを準備する

3-1 「人」に関するコンテンツを用意する

仕事や私生活の場面における出来事を日記調(エッセイ風)で書きましょう。
特に受けが良いのは、失敗談や休日の過ごし方、職場の舞台裏、将来の夢などです。
日々起こる出来事をメモしておくと、ニュースレターを書く際に書きやすくなります。
「文章は苦手」と感じる方は、ニュースレターを創刊する前に「私のキーワード」を30個以上書き出してみてください。
それらを元に、毎回1~2個のキーワードを選んで文章化していくと、スムーズな執筆ができるようになります。
なお、当サービスではキーワード記入用紙をご用意しております。
こちらからダウンロードしてお使いください

キーワードを情報発信する効果
①毎号のニュースレターで、あなたやスタッフさんのキーワードを情報発信していくと、お客様がスタッフさんのいろいろな側面を知ることになるので、人に対する信頼感が高まる効果が得られます。
②来店時、お客様が話しかけてくれる可能性が高まります。
そこでお客様のキーワードも聞き出し、会話を膨らませ、どんどん仲良くなっていきましょう。
心理学の世界では「会話の量が増えると仲良くなる」ことが証明されています。
ちなみに、ニュースレターを毎月発行しても、年間10個程度のキーワードしか情報発信することができません。
1号1号のニュースレターを大切に、情報発信をしていきましょう。

3-2 写真を用意する

ニュースレターに掲載する写真は必ず笑顔で撮影してください。
少し笑い過ぎくらいでちょうど良いです。
また、室内での撮影は変色したり、暗く写りがちなので、晴れた日に屋外で撮影すると良い写真が撮れます。
本格的なカメラがない場合はスマホで撮影してもOKです。
最近のスマホは高性能なので、キレイな写真を手軽に撮影することができます。

3-3 「商品・サービス」に関するコンテンツを用意する

商品やサービスに関する情報を発信する場合は、「商品名・価格」だけをお伝えするのではなく、商品・サービスに関するこだわりあなたの熱い思い読み物風に文章化してください。
(もちろん、商品名・価格も記載しても構いませんが、それがメインにならないように気をつけてください)
例えば、商品開発に至る経緯・商品をつくる際のこだわり・仕入れでの苦労話・スタッフの教育など、商品・サービスにまつわるソフト要素を中心に書きましょう。
(商品名・価格・機能・仕様などはハード要素となります)
これを継続することで、「価格」以外の「商品の付加価値」が高まり、低価格競争から脱却することができるようになります。
(逆にいうと、商品名・価格しか訴求しないから、低価格競争に陥るのです)

4 封筒を準備する

開封率を上げるためにはビニール封筒がおすすめです。
ビニール封筒は中身が見えるため、紙の封筒よりも開封率が高くなります。
しかし、どうしても紙の封筒を使用する場合は、封筒紙面に「楽しいニュースレターをお届けします!」というふうに、楽しさ感を感じさせるようなコピーなどを印刷するようにしてください。
無機質な社用封筒(事務用封筒)では開封率が下がってしまいますからね。

5 号数表記を決める

ニュースレターを毎月発行する場合は「1月号・2月号・3月号…」というふうに、その月をそのまま号数表記にすればいいのですが、「隔月(2ヶ月に1回)」「3ヶ月に1回」発行する場合は工夫する必要があります。
隔月発行で「○月号」という号数表記の場合、「1月号・3月号・5月号…」となり、お客様から「2月号が届いてませんよ」という問い合わせが寄せられる可能性があるからです。
そこで、「隔月(2ヶ月に1回)」「3ヶ月に1回」発行する場合のおすすめの号数表記を解説します。
・「1・2月号」「3・4月号」というふうに、2ヶ月分まとめて表記する
・「vol.〇」「No.〇」という表記
・「新春号」「冬号」「春号」「初夏号」「夏号」「秋号」などの表記

6 「ニュースレター購読申し込み用紙」を準備する

特に顧客情報を取得しにくい業種の場合は、「ニュースレター購読申し込み用紙」を準備して、客席に設置しておくことをおすすめします。
手間なく顧客情報を集めることができるし、顧客リストが多ければ多いほど、その後様々な方法でアプローチできるので、売上げアップの可能性が高まります。
なお、当サービスでは「ニュースレター購読申し込み用紙」のテンプレートデータをご用意しております。
こちらからダウンロードしてお使いください

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